ひとりのじかん

ひとりのじかんを楽しく大切にして

ねつ

 

ネコが熱を出した

40度近い・・猫の平均体温が38度くらいだから、人間だったら38度くらい?

 

f:id:hitori-jikan:20200712215001j:imageぐったり みちくさ

 

新しいお友だちのよりみちが熱を出すならわかるけど、みちくさの方である

よりみちと実際に触れ合ってから、翌日のこと

なんだか元気がない

いつまでも寝ている

ご飯はなんとか食べている

でもすぐに寝てしまう

よりみちがちょっかい出しても知らん顔

 

激しい追いかけっこで疲れちゃったのかなと1日目はそっとしておいた

2日目になっても、様子が変わらずずっと寝ている

どこか骨折したのかな、内臓がどうかしたのかなと触ってみるが、

痛がる様子もない

肉球が熱い 熱があるのか

 

3日目でわたしがガマンできなくなった

日曜日のことである

明日まで様子をみようと思っていたのだが、心配性なわたし

原因がわからないと、また不安になる

やはり病院に行こうと、日曜日に開いている動物病院を探した

知らない病院に行くのは嫌だったけど、仕方ない

 

日曜日なだけに、待っているペットが多かった

1時間待った

 

やっと呼ばれた!

若い爽やかな印象の男の先生「お待たせしました」

問診票であらかじめ状況を伝えていた

先生はみちくさの体をいじってみるが、「どこも悪くなさそうですね」

「たぶん新入りさんが来たことによるストレスでしょう」

やっぱり?

みちくさは小さい頃に親に置き去りにされて、親や兄弟を知らない

同年代のおともだちは、最高のおもちゃであり、興奮の塊だった

予測のつかないおもちゃは楽しいけれど、興奮しすぎてストレスになったのかもしれない

 

むしろよりみちの方が、大きなストレスになるんじゃないかと心配していたが、

みちくさと会わせてから、頻繁だった鳴き声もやんだし、誰かといることにほっとしている様子も伺える

 

うーんうまくいかないものだ

 

「炎症があるといけないので、血液検査をしてみましょうね」

と、みちくさは先生が預かっていった

待っていると、「うぎゃー!にぎゃー!」と激しい悲鳴が聞こえてくる

あら〜・・と思っていると、しばらくして帰ってきた

偉かったね!とご褒美をあげようとキャリーの蓋を開けたら、隅っこに固まり、全身ブルブル震えていた

怖かったのね

抱き上げてタオルで包んで、ギュッと抱きしめる

ふるえが止まらない

予防接種でもこんなことなかったのに、どんな注射されたのよと思った

それでもおやつを食べると落ち着いてきて寝てしまった

血液検査の結果も異常なく、解熱剤の注射をしましょうと言われたので、丁寧に断って飲み薬にしてもらった

わたしの安心のために、無駄な血液検査をして痛い思いをさせてごめんね

と謝りつつ、でもほっとして家に帰った

 

f:id:hitori-jikan:20200712215457j:image「完全に心が折れた」 帰ってからも4時間キャリーから出なかった

 

さて、その後解熱剤を飲んだみちくさの回復ぶりはいうまでもない

今までのうっぷんを晴らすかのように、よりみちを追い回す、追い回す

らんらんとした目で駆けずり回り、わたしも血が滲むほど噛まれ、また凶器と化したみちくさになった

 

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よりみちがわたしのところに駆け上って逃げるので、2階の元の部屋で寝てもらうことにした

ほっとしたように、座布団の上に乗っている

扉を閉めた途端、みちくさが足元にいて、見上げていた

よりみちが好きなんだけど、ストレスになる

お互いの存在に慣れるまで、時間をかけるしかない

 

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静かな夜、わたしがブログを打っている横で、電池が切れたように寝ているみちくさ

解熱剤の効果とはいえ、元気なみちくさをみれて、ほっとしているわたしだった