ひとりのじかん

ひとりのじかんを楽しく大切にして

よりみち

 

新しくきたおともだち「よりみち」さん(ネコの名前)のお話をしよう

よりみちは突然買い物帰りのわたしの前に現れた

体は細く、薄汚れていて必死にミャアミャア鳴きながら、人間を追いかけていた

怖がりつつも「助けてください」って言っているようだった

 

まさしく「拾って」帰ったわたしは、よりみちがいろんな病気を抱えていることを知った

 

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おしりがみちくさの顔面に

 

猫風邪(感染症)、ノミだらけ、タチの悪い寄生虫、たっぷりの耳ダニ、手足の噛み傷のような後、執拗な毛繕い、鳴き続ける落ち着きのない挙動、諦めやすい性格

 

病院の先生は、「劣悪な環境にいたんじゃないか 繊細な子だと思うよ」

と言っていた

とにかくすぐに膝の上に乗ってくる 甘える わたし動けない

 

人間に必死に寄り添う姿を見て、どんなところに住んでいたんだろう

いったいどんな飼い主だったんだろう どう過ごしてここまできたんだろう

と想像を巡らせた

 

猫風邪は人間の風邪とは違って、慢性化して生涯治らないそうだ

薬を飲んでも効果は見られない

 

仕方ない

君の人生、猫生?はわたしが寄り添いましょう

君がうちに来てよかったって思ってもらえるくらい可愛がってあげよう

 

ところで、みちくさとよりみちは、わたしがせっかく立てた「仲良くなるステップ計画」を飛び越えて、すっかり慣れたみたい

興奮しすぎて、クタクタになって今日は1日寝ているみちくさのそばに、よりみちが寄り添って寝ている

 

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わたしの小物入れはなくなり、猫ベッドと化した

 

わたしは、家の前の川を水位を心配しながらも、そんな2匹の様子を見て嬉しかった

 

よかった

なんとかなりそうで

これからのんびり行こうね