みちくさが9ヶ月になった
大きくなった
来た時が体重500グラムだったのに、今は4.8キロ
10倍になった 増えるワカメちゃんだ
小さい頃は子猫にしては不釣り合いだった長い足も、すっかり胴の方が長い
小さい頃からやんちゃだったが、思春期を迎え拍車がかかっている
我が家の家具の上に載っているものは、みちくさ以外にない
載っていた物はすべて彼が落とし壊していった
置き時計は掛け時計になり、花瓶はペットボトルに変わり、オーブントースターも落とされ、昨夜ついに夫の遺影も床に叩き落とされた
お燐も榊もお札でさえ、ひっかけて落とした
バチが当たるぞ!
思春期のみちくさはそのエネルギーをどう変換していいのかわからないらしく、最近早朝と深夜に暴れ回っている
いわゆる猫の運動会だ
階段を上がったり下りたり、壁のガスの検知器をコードを引っ掛けて落としたり、クッションやシートを引きちぎって穴を開けたり、よりみちを追っかけ回してマウントを取って悦に入ったりしている
本人もどうしていいかわからないほどの、「15の夜」(by尾崎豊)
食欲も旺盛で変わりなく、大変だ
どうしても自分の食事だけは死守したいわたしとの攻防戦
食材を掠め取ろうとキッチンに上がるのを阻止する 何度も阻止する
もうこんなこと半年以上やってるのに、みちくさは覚えない いや覚えようとしない
あくまで自分の主張が先だ
わたしは最近「ありのまま」を受け入れる事の意味をしみじみ噛み締めている
ありのままの自分を受け入れることができないわたしだったから、みちくさをどうにかしたかった
それはみちくさを見ない、わたしのエゴだった
そして当然ながら全く自分を変えようなんてさらさら考えていないみちくさ
ありのままを受け入れるとはこういうことなのね〜 とほほ
みちくさがきてから変わったのは、むしろわたしの方だ
すっかりネコたちに躾けられて、彼らがいないとどうにかなってしまいそうなほどに支配されて、毎日がつつがなく送れるように健康管理から室温管理、清潔保持、遊戯までトータルにお世話をする
まさに飼い主でありながら、下僕の毎日である
みちくさは甘えたい時に甘え、怒りたい時に怒り、エキサイトしたい時は十分エキサイトして発散している
でもわたしも諦めない
きっといつかお母さんのご飯は食べちゃいけないんだなとわかってくれる日が来るよね?