バイオミミクリーとは、
生物模倣のことで、生命や自然界の仕組みから学び、それを模倣して技術やシステムの開発に活かすことです
例えば有名な話で、
蚊が皮膚に口の針を刺す時、痛みを感じにくい事を学んで、
痛くない注射針の開発とか
オナモミの実の引っ付く部分を模倣して
マジックテープを作ったりとか
そんな感じです
先生が紹介してくれたもの
東京農大のグループが開発したスプーンは
昆虫のタマムシの羽が玉虫色に輝いて見えるのは、実は構造色(その物質自体には色がないのに、光の波長や微細な構造のために発色しているように見えること)だというところに着眼して、厚さの違う酸化させたステンレスを何層にも重ねて作ったスプーンです
重ねることで強度が増し、塗料を使っていないのでリサイクルが可能なんだそうです
他にも様々な例を紹介していただきました
「それでは、みなさんもどんなバイオミミクリーがあるか考えましょう」
と出題され、みんなで考えました
その中で面白かった参加者さんの発表がありました
「アリの行進から考える犯人追跡」
16歳の少女の素晴らしい発表でした
先生の講座に小さい頃から通っていたそうです
あの小さかった子がこんな立派な発表ができるまでになって、将来は教師を目指しているそうです
素敵な女の子に成長している様を見て、
先生も感無量の表情でした