いつも読ませていただいているブログさんの記事に、監視カメラがあった
それで思い出したが、
先日NHKラジオの番組で、遠方の介護や、コロナ禍での介護についてこれからできることを記者が話していた
それは、見守りカメラ
高齢の一人暮らしの母親を心配する子どもが、実家に24時間カメラをつけて、母親の安否確認を見るというもの
見守りカメラと言いつつ、監視カメラ
確かに遠方であったり、コロナで外出もままならない日々
一人暮らしの老親は心配のタネだろう
でも嫌だな〜 みられる立場からしたら
かわいいけど、その目の向こうに息子の目
実際にヘルパーで仕事をしていた頃、働いている息子さんが同居の母親を心配して、監視カメラを母親の部屋に取り付けていた
母親は認知症である
様子をスマホで見て確認する
夜間も部屋を出るとセンサーが鳴ったりしていた
息子の部屋から、監視されている母親
気持ちはわかるけど、独房みたい
ヘルパーの間でも、なんとも言えない感じで話題になっていた
息子さんはフツーの親孝行な社会人で、心配なために設置した 親思いなのだけど
違和感が拭えない
管理はされたくない
なんだかうちの息子たちもやりそうで、怖い
認知症だからわからないとでも思っているのだろうか
人権はどうなる プライバシーは 個人情報は
親子でも許されないぞ
以前グループホームの訪問看護師さんから、実母がちょっと命が危ないかもと呼び出され、この後をどのようにしていくか話し合ったことがあった
わたしは、母が気持ちよくいられるように延命を望まず、ここで生活させてほしいと話した
胃ろうや、人工呼吸器は要らない、入院はさせたくないと
すると、看護師さんは女のお子さんは大体皆さん苦しまないようにしてほしいという選択が多いそうだ
でも男のお子さんは、少しでも生きててほしいと、点滴や胃ろう、人工呼吸器をつけてでも延命を望むことがままあるそうだ
あなたも男の子をお持ちだから、そういう目にあうかもしれませんよと言われ、ゾッとした
はっきりと言っておかなくちゃ
しかし長男からむかし、「お母さん、面倒は見るけどお金だけだよ 施設に入るお金は出すから」と言われたことがある
子どもは巣立つものと思うけど、忘れないでください
「これが現実だ 甘えてはいけない」と覚悟したものだ
老いて行く者は、去りゆく者で忘れられる者
悲しい それに近づいている
せいぜい邪魔にならないように、お荷物にならないようにしなければならなくては