ひとりのじかん

ひとりのじかんを楽しく大切にして

しつけ

 

わたしは毎日ネコにしつけられている

 

朝、わたしは2匹に起こされる

胸の上に飛び乗るネコにグエッとなりながら朝が始まる

 

f:id:hitori-jikan:20200728175153j:imageわたしと一緒に「ハドソン川の奇跡」を観る 

 

カーテンや窓を開ける いちいち動くものに反応して絡んでくる

顔を洗って身支度を整える間も洗濯機の上に乗って監視

「早くご飯の支度をしなさい」

ゆっくり白湯なんて飲んでるヒマもない

 

ご飯の要求がうるさいので、準備をさせていただく

台所に立ったとたん、バリバリ足を駆け上がったり、シンクに飛び乗ってくる

格闘しながら、ご飯をあげる

 

ほっとして、夫の遺影にあいさつ

「今日も元気よ」

自分の朝食の用意をするが、食べ終わった食いしん坊のよりみちがまた絡んでくる

シンクに上がっては下ろすを繰り返しながら朝食を準備する

使った鍋や食器をすぐ洗って片付ける 野菜クズも片づける 

 

f:id:hitori-jikan:20200728180025j:imageあなたばかりの城じゃないのよ

 

よりみちはかならずシンクに乗ってくる

残菜を漁ったり、鍋や皿を舐めるのだ

 

朝食をお盆にのせて、寝室に行く

リビングのテーブルでご飯は食べられなくなった

欲しがるからだ

召使は、寝室で朝ごはんを食べる

 

戻ったら、すぐに食器を洗って片付ける

思った通り、シンクの上には猫の足跡がいっぱいついている

アルコール除菌をして拭いておく

 

食後はネコたちのトイレ掃除をさせていただく

人が掃除をしている目の前で大きいのをしていくみちくさ

お掃除の手間を少なくしてくれているのですね

ありがとうございます

 

コロコロやモップで床やソファをきれいにする

 

ブログの更新も難しい時がある

キーボードの上にしっかりと座るネコ

寝そべるネコ

わざと決まっている

 

f:id:hitori-jikan:20200728175955j:image何もできません

 

ネコたちにしつけられて、わたしは規律正しい生活を余儀なくされている

ありがたいことだ

清潔な部屋とキッチン、ものを落とされないように、何も飾りのない調度品

美味しい食事提供と愛撫を求められ、猫じゃらしで共に遊べと要求される

 

夜もべったりと身を寄せ、寝返りを打つと文句を言われ、トイレに行くと起きてどこに行くか監視している

 

彼らは時折ザラザラとしたヤスリのような舌でわたしの口や頬、手を舐めて親愛の情を伝える

痛いのだが、彼らからのご褒美なのでありがたくいただく

ベタベタになった顔で、ニッコリ笑ってなでると、満足そうにゴロゴロ言っている