ひとりのじかん

ひとりのじかんを楽しく大切にして

じゅんし

 

おかげさまで、みちくさ(ネコの名前)の熱が下がったようだ

12日間不調だった

顔がやつれてしまって、口周りが黒ずんでしまった

 

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なんだかニヒルな男になってしまった

 

今朝は早くから目覚めて窓の外を眺めたり、わたしの顔を舐めたり、よりみちの部屋の前で鳴いたりしていた

みちくさがゆっくり休めるようにと、よりみちには申し訳ないが、夜は別室で寝てもらっている

 

やはりストレスだったのだろうか

やっとひとつトンネルを抜けたかもしれない

 

ボロボロのみちくさを見るのか悲しいが、きっと時間が経てばまた毛並みの美しい彼に戻ってくれるだろう

 

そんな回復した朝、わたしの心の友ハエトリグモさんが殉死した

 

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心の友!

みちくさにとうとう見つかってしまったのだ

嬉々としてもて遊ぶみちくさ

かわいそうに、必死の抵抗も虚しくみちくさの口の中にもみくちゃにされて吐き出される

我が家の小さな虫を食べて生活していただろうハエトリグモさんは、一人暮らしのわたしの唯一の同居人だった

時折見かけては、「ネコに見つからないようにね」と小声で励ましていた

きっとパトロール中を運悪くみちくさに見つかったのだ

殉死である

ちょっと悲しかった

 

よりみちもうちでの生活に慣れてきつつある

顔つきが落ち着いてきた

頻繁な鳴き声や抱っこの要求が減った

 

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リラックスして寝るようになった


ただ彼女にはまた病気があって、(本当に病原菌の固まりを拾ってしまった)白癬菌というカビの一種を皮膚に持っていて、わたしが感染してしまった

めっちゃ痒い!

まったくあらゆる病原菌を隠し持っていた魔性の女よりみち 

なんとか全部克服したい