ひとりのじかん

ひとりのじかんを楽しく大切にして

おかねのはなし

ほったらかしにしていた面倒なお金の話。本当は、大事なお金なんだから、きちんとどうしたらいいのか考えなくちゃいけないと思っていた。だってそのほとんどが父と夫がくれたものだからだ。

 

通帳に記録して、株式を調べて、保険金や預金を全部調べた。そして、これから必要になるだろう生活費と、とりあえずすぐには使わないだろうお金と分けた。みんながそうするように。分けることはできたけど、それをどうしたらいいのかわからない。ずっと困っていた。

 

そんな時たまたま偶然、保険の勧誘員が、飛び込みでやってきた。

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今まではずっと無視していたのだが(だって、勧誘されても困るし)今回はなんとなく応じた。困っていたんだと思う。

 

顔を覗かせたお姉さんがなんとなくいい感じの人。彼女のお父さんの介護で近くに来たので、エリア担当だった事もあって、ずっと気になっていたそう。ちょっとベルを鳴らしてみようと思い立って、訪問してくださった。困っていたわたしは、詐欺に引っかかる老女さながらに、いろいろ話をして、改めて訪問する約束をした。

 

知り合って、間もない人間を信用して、この困ったお金の事態を相談していいものかどうかずいぶん迷った。でも、彼女はプロである。わたしが乗りたくない話はきちんと断れば済むことだ。

 

後日彼女はファイナンシャルプランナーを連れてやってきた。いろいろ荒んだこのご時世で、彼女らは親身になって、わたしの持っているお金の使用方法を、彼女らの全然得にならないのにたくさん教えてくれたのだ。申し訳なかったけど、すっごく助かった。

 

ちゃんと仕分けして、しなければならないことや改善した方がいいことを教えてくれた。なんの新規契約もしてないのに。彼女らは、「また金利のいい時がありましたらお邪魔します」と帰って行った。損得で動くこの世で何て素晴らしい。改めてこうやって信頼を獲得していくんだなと思った。カッコいい女性たちの話でした。