ひとりのじかん

ひとりのじかんを楽しく大切にして

旧蔵内邸

 

 

キャンプ場に向かう途中に、炭鉱王蔵内家の旧居がありました

この辺りは炭鉱で繁栄した名士がたくさんいます

その栄華を垣間見たくなりました

旧蔵内邸

蔵内家は3代、明治から大正にかけて炭鉱王として繁栄し、大邸宅を造営しています

増築に増築をして少し迷路のような2階建ての木造住宅です

 

ひなづくし展示中で、邸内は雛人形で埋め尽くされています

お部屋はどれも素晴らしいものでしたので、

ちょっと違った視点からセレブの生活を眺めてみようと思います

浴室 なんとモダンな大理石

陶器でできたトイレ

男性トイレは足の位置付き

茶室 煎茶なので炉がありません 
壁は劣化していますが金箔です

ハートマークがガラス戸に 実はイノメと言って猪の目です 
隠すとほら猪の横顔が 魔除け

明治のチラシが展示されていました 
福禄寿がでかい頭で書いてますw

引き札と言って、縁起の良い七福神がよく登場するそうです 木版画

もうひとつ

素晴らしい模様を見ました

壁が金唐革紙 
仏壇ゆえ撮影禁止でしたので、ネットから拝借

アップした模様 

江戸時代、オランダから輸入されました

金唐革と言って、

革に金属箔を貼って文様を掘った型でプレスした工芸品で、

馬具や刀の柄に利用されていました

 

明治時代、革の代わりに紙で製作して、

ウィーン万博で「金唐革紙(きんからかわし)」として出品したところ、

好評を博し輸出されるようになりました 

しかし国会議事堂の壁面を最後に衰退、現在は技術も途絶えてしまいました

 

大変手の込んだ技術と文様で、素晴らしかったです

 

それにしても

この方たち

この方も 

どうして足を投げ出しているの?

疑問に思って写真を撮っていたら、高齢の女性が

「足がお悪いんじゃないの?」

と気の毒そうにおっしゃっていましたw