ひとりのじかん

ひとりのじかんを楽しく大切にして

 

 

本当に久しぶりでした

母と散歩してきました

コロナが流行る前、まだわたしが仕事をしていた時以来です

全く母と会えない日々が何ヶ月も続き、こちらの足も遠のきこの2年で数回荷物を届けに行っただけ

母は認知症が進行してわたしの顔もわからないし、コロナのせいもあっておまかせの気楽な毎日を送っていました

 

午前中の朝早いうちしか会話ができないというので、朝から急いで行き散歩に連れ出しました

会話は期待していなかったけど、シャンと背が伸びていたので嬉しかったです

ゆるゆると車椅子を押して近所を散歩しました

 

f:id:hitori-jikan:20220603160535j:imageヒペリカムの花を初めて見ました

 

日差しが強く、梅雨に入ったらまたしばらく散歩は無理かもしれないと思いつつ、よそ様の庭に咲く花々を指差して声かけしながら歩きました

木陰でしばらく休んで、「お母さん、暑いね 大丈夫?」と聞くと、コックリと頷き「はい」と返事してくれました

 

歩けなくなった母の足は棒のようで、右腕は拘縮しています

まじまじと見ると、鼻の下の産毛が伸び放題で耳垢も見られます

もちろん介護ではどちらも触れられないケアなのですが、将来の自分の姿なのだと見つめました

 

f:id:hitori-jikan:20220603160614j:image道端に咲くミヤコグサ

 

6月のまだ爽やかな心地よい風が吹いて「気持ちいいね〜」と声をかけると、わたしの声を聞いているような表情に見えました