今年3回目の植生調査
11月にしては記録的な気温で25℃
なるべく薄着をしてきたが、それでも日なたにいると汗ばんでくる
日差しがねっとりと湿気を含んでいて梅雨前の陽気だ
暖かいせいか、秋の虫がまた息を吹き返したように小さく鳴いている
ボランティアの植物班の高齢メンバーが集う
午後から雨と聞いていたので、よかったですね〜と言い合いながら調査開始
秋に隆盛を誇っていた草花も茶色く枯れて、充実した小さな実をたくさんつけている
イノコヅチ ジュズダマ キンミズヒキ ミズヒキ ヌスビトハギ イヌタデ
ミゾソバもあんなに綺麗に咲いていたのに、この1〜2週間で枯れてしまった
落葉樹の紅葉した葉がはらはらと降る中、枯れ葉を踏みしめて歩く
綺麗だ
アキニレの落ち葉
秋の色が濃い中、小さな春の息吹がもうそこかしこに見当たる
ハコベ ヤブニンジン ヨツバムグラ ヤエムグラ タンポポ オドリコソウ
これから冬に向かうというのに、ハコベは花もつけている
意外とずいぶん前から植物は季節の準備を進めているんだなと感心した
枇杷の花がたくさん咲いている
枇杷は実が色づきはじめると気がつくが、前年の秋から実になるための準備をしている
それにしても暑い
なかなか終わらない調査に、皆さん日陰を選んで歩く
上着を脱いで、ペットのお茶を飲みながらたわいない話で笑いながら進む
イヌコウジュとヒメジソの違いを観察する
ルリビタキの声が聞こえる
秋の深まりを感じるはずの季節だが、生暑い変な陽気の植生調査の1日だった
ホットばかりが並んだ自動販売機から冷たい飲み物を選んで買った