ひとりのじかん

ひとりのじかんを楽しく大切にして

役に立たないひと

ドラマ「レンタルなんもしない人」(テレ東)って観ててどうしてこんなに気持ちいいんだろうと思った。それは、主人公がなんもしてないからかも。人の期待に応えないから、気持ちいいんだと思った。

なにかと人を気にしてしまう性格のわたしは、なんもしない人に憧れるのだろう。

f:id:hitori-jikan:20200429085625j:image主演の増田くんが好演している

知らず知らず認められたい、褒められたい、評価されたい自分。役に立つ人間になって、誰かの役に立ちたい。自分の事は後回しと思ってきた自分は、本当の自分を置いてけぼりにさせてしまった。結構気を使って「ごめんね、もう少しだからがんばろう」って励ましてきたけど、もう無理ってソッポ向かれちゃった。思った気持ちを言えずに笑顔を振りまき、「いい人ね」なんて言葉を期待している。そこが長所でもあるのだろう、確かにそこも自分だ。でも置いてきぼりにしたらいけない、言いたいことを言いたい自分をちゃんと手を繋いで一緒に歩んでいかないと。言えなくても「なにが言いたかったの?」と聞いてあげたい。できなかったら、「次に言えるといいね」って励ましてあげられる人生を歩きたい。自分を見失わないように。役に立てなくても人からされる評価より、自分が楽しく思えてればいい。

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というわけで、またマスク作りに行った。自分が楽しくできた。そしてみんな喜んでくれた。よかった。利害が一致したね。