ひとりのじかん

ひとりのじかんを楽しく大切にして

すずめの戸締まり

 

 

先日テレビで偶然見た新海誠監督が気になりました

沈んだ顔で今回の映画の評価を気にしていました

 

観に行くことにしました

 

 

作品は東日本大震災をベースに描かれていました

 

当時の災害の様子をアニメーションで再現していて、映像化するのは早すぎると言われているのでした

 

実際に災害に遭った親子が映画を観た感想が、

父親は「思い出したくなかった 物語が入ってこなくなりました 苦しかった」といい、

娘さんは「辛かったけど友人に被災者である事を秘密にしていました、この映画のおかげで打ち明けられて、心が軽くなった」と話していました

 

新海監督は

災害に関して言えば、寄り添うとか励ますとか慰めるということが、作品でできるとは思っていないんです。中略 だから、誰かを励まそうとか癒やそうみたいなことは、僕は実は考えていないんです。だけど、共感させるということはできると思うんですよ。感情移入してもらうということはできると。」

 

「何かをつくって発信すること自体が、どうしたって暴力性を帯びるわけです。誰かの気持ちを強く揺すぶってしまう、たたいてしまうという。それが小説だろうが映画だろうが、何だって暴力性があって、それはものをつくるということから切り離せないと思います。」NHKクローズアップ現代+より

 

しっかりと全身揺さぶられてきました

共感のあまり涙が止まりませんでしたよ