ひとりのじかん

ひとりのじかんを楽しく大切にして

ソロキャンプ11 その2

 

 

目白洞キャンプ場に行ってきました

小雪が舞って、強風吹き荒れる中 多分0度いくかいかないかなのに

行っちゃいました 長文です よかったらどうぞ

 

元々日曜日はバイトが休みでキャンプに行こうと計画していました

電話してみると、野焼きの予定で休みだったが雨で延期になったのでどうぞと返事をいただきました

野焼きをすると一面真っ黒になってしまうので最後の枯れススキですよと言われると行きたくなりました

 

当日カーリングの決勝も観たくてずるずるしていたら電話がかかってきました

「どうしますか?」「あ、今出るところです」

ネコたちにご飯をてんこ盛りにして出かけました

 

f:id:hitori-jikan:20220221225356j:image枯れススキ カヤネズミがいっぱい居そう

 

枯れススキのカルスト台地にワクワクしながら、到着しました

管理人さんは客もなく手持ち沙汰の様子です

「こんなに風が強くて焚き火して大丈夫なんですか?」

「いつもこんなもんです 焚き火台使うなら大丈夫です それより他にお客さんいないけどいいですか?」

完全1人 完ソロキャンプです

 

f:id:hitori-jikan:20220221225445j:image目白鍾乳洞が併設

 

キャンプ場はこじんまりとしていますが、カルスト台地が一望できます

ピナクルと呼ばれる石灰岩が風避けしてくれそうなので、そこで設営する事にしました

 

f:id:hitori-jikan:20220221225609j:image奇妙な石

 

夜間公園のトイレまで行かなくてはいけないので明るいうちに見ておこうと、ティッシュを持って出かけました

下り坂を歩いていたら、いきなり足が前にいかない と思っているうちに顔面から転倒してしまいました

痛い こんなに派手な転倒は、小学校以来かもしれない

骨大丈夫かな せっかく来たのにここで撤収かな やめとけって神様が言ってるのかも

いろんなことを考えながらひっくり返っていました

誰もいないので誰も来ません

ヨロヨロと上半身を起こし、各部所が正常か確かめます

1番痛いのは顔 その次が両膝 そして右手のひら ということはいきなり顔じゃなく、膝をついて手をついて下り坂だから重力がかかって顔の順かな

左の靴紐が解けていました これに引っ掛かったようです

ため息をつきながら結び直し、とりあえずトイレ行こうと歩き出しました

 

もう帰ろうと思い、管理人さんのところに行って

「転んじゃったです 風もかなり強くて危なくないですか?」と話すと

「塗り薬でよければあるよ これあげる 風は大丈夫 こんなもん」

「・・・」

日が暮れたらあのヘアピンカーブを運転して帰る勇気はありません

覚悟を決めました

 

日暮れが遅くなり夕日がいつまでもあるのはわたしを元気づけてくれました

管理人さんが心配しながら帰っていくと一人きりです 夕飯作りを始めました

空腹は最大の敵だと思うので食べて温まりたい

3日前から仕込んでおいた豚バラをベーコンにします

 

f:id:hitori-jikan:20220221230102j:imageローズマリーの香りがいい 桜チップで

 

f:id:hitori-jikan:20220221230146j:image豆腐、豆乳、あさり、キムチ、その辺りのノビル

 

夕ご飯は海鮮ズンドウブ鍋

あったまる〜

玄米もちとあんこの入った芋もちを焼きます

かぼす果汁入り焼酎のお湯わりでほのぼのじんわりあったかい

 

どんどん食べて食べるものがなくなるとすっかり暇です

みちくさとよりみちは家でぬくぬくしているのかと思うと帰りたくなります

 

Kindleを持ってきたのですが、ホラーサスペンスもので途中でこわくなってやめました

仕方なく焚き火をそのままにテントに入りました

テント内は風がないので暖かです

シュラフに入ると、仕込んだ湯たんぽが待っててくれました(自分が入れたんですけどね)

ああ、嬉しい あったか〜い

湯たんぽおいでと足で手繰り寄せます

荒れ狂う風の音を聞きながらあっち向いたりこっち向いたりしているうちに寝入ってしまいました

 

深夜1時に突然目覚めました

寒いんです

テントと地面の隙間から風が入ってくるのでシュラフの中でも風を感じます

これから温度下がってくるのに、朝まで保たない

車中泊を決心しました

風が吹き荒ぶ中、シュラフとランタンを持って移動です 転ばないように

 

車中泊の用意はしてありました

前席を倒して(この時レバーを引いたら倒した椅子がすごい勢いで戻ってきて顔面再び打ちました 悶絶)マットを敷いてシュラフの中に潜り込みます

風の音も聞こえず、静かで暖かい

「ムーブくん(愛車の銘柄)君に抱かれているようだよ ありがとう」とまた寝入りました

 

夜明け前に目覚めました

外に出る勇気が持てませんでしたが、トイレに行きたくて仕方なく起床

 

火を起こしてお湯を沸かしていると日が昇ってきました

だんだん元気が出てきて、朝食を作ります

 

f:id:hitori-jikan:20220221230305j:image残菜のスープ あんバタパン 豆乳オレ 

f:id:hitori-jikan:20220221230322j:image焼きみかん 美味しかった

 

キャンプ場のオーナーさんが安否のメッセージを送ってくれていて

今朝も大丈夫でしたか〜と心配してメッセージしてくれました

感謝しながら、「大丈夫です ありがとうございました」と返信

 

食後そそくさと荷物をまとめます

運転しながら気づいたのですが、左眼はほとんど見えません きっとお岩さん状態だと想像できました

ほっぺたもパンパンに膨れ上がっています

他にも首や肩も痛みが出てきました

 

慎重に運転しながら、さてどこに受診したらいいんだろうと考えながら帰途に着いたのでした

 

 

長々とすみませんでした

最後まで読んでくださって、ありがとうございました