えへへ また招待券をいただいちゃったので漫画ミュージアムに観に行ってきました
いつもありがとう N子さん
一条ゆかり先生(一条ゆかりはやっぱり「先生」って感じ)は、雑誌りぼんで描かれていて小中学生の頃読んでました
彼女は6人兄弟の末っ子に産まれますが生活が苦しく望まれない子だったと知って、母親に産んでよかったと思ってもらうために有名になる努力をしたそうです
貧乏な生活だったせいなのか、華麗な世界を描いた作品が多いです
線が固くて好みではない、話も今ひとつ感情移入ができないというのが本心ですが、彩画は綺麗だし、描線がとっても繊細
当時の雑誌りぼんの読者年齢層が上がったのは、丁寧で美麗な彼女の作品が掲載されるようになってからだそうです
有閑倶楽部は好きな作品でした
「デザイナー」や「砂の城」掲載の頃は、陸奥A子や田淵由美子などの乙女ちっくな漫画が流行っていて真逆の空気だったな〜と思い出しました
でもどれも懐かしく(初期の作品は全部読んでいました)、ナマ原画は思った通り繊細で(これスクリーントーンじゃなくて、手書きなの?っていうほどの繊細さ)訂正の修正液もほとんどなくて美しかったです
恋のめまい 愛の傷 読んでみたいな
話作りも設定も雰囲気だけじゃなく、ちゃんと現実の世界を下調べ、ロケハンして取り込んでいたり、わざと苦手な女性を主人公にして話を作ったり、プロとしての漫画を感じさせる作品が多かったです
今を超える作品を作りたいという情熱を感じる彼女の作品は、常に前向きな彼女の存在そのままを表していました