ひとりのじかん

ひとりのじかんを楽しく大切にして

たきび17

 

今年最後かも・・焚き火をした

いつもの貯水池でお昼ご飯を食べに行った

 

いつものところにおじさんが3人ウロウロしている

 

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大きなカメラを持っている バードウォッチャーかも

「鳥ですか?」

「今ルリビタキ来てるんだよ」

見ると、藪の中をチョンチョンしている

 

慌ててわたしは双眼鏡を取りに行く

「また来たら教えてください」

と言い残して、煙の届かないところへ移動して焚き火開始

 

今日はスノーピークのアルミ食器セットを使いたかった

今まで気分のままに買っていた食器類は全くスタッキングできず、かさばる一方

荷物の容量半分を占めてしまいそうだったので、コンパクトにした

いろいろ悩んで購入したので、使ってみたかった

 

献立は、ご飯を炊いて塩鮭を焼いて昨夜の残りの豚汁と、もちろん焼き芋

 

 

鳥のさえずりを聞きながら、時折双眼鏡を覗く

エナガ シジュウカラ コゲラ ヒヨドリ メジロ

いつものラインナップだね〜なんて思いながら、シャケのホイルを覗く

 

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お待ちかねのご飯が炊けて、いただきま〜す

白米にのる塩ジャケ サイコー

 

残念なのは柚子胡椒を忘れたこと

豚汁には必須だよ もう

 

f:id:hitori-jikan:20201223214253j:plain農園でもらったあのサツマイモ とろっとろ

 

焼き芋を平らげて片付けていると、車のブレーキ音と衝突音 キキ ガシャーン

小さめのスポーツカーから若い男の子が3人降りてきて

「ああ〜」「やっちゃった〜」

とか言ってる

カーブを曲がり損ねて、ガードレールにぶつかったらしい

 

荷物を片付けてトイレに行くと3人が車の様子を見ている

「怪我なかったですか?」

と声をかけると

「はい 大丈夫です ご心配おかけしてすみません」

と頭を下げる

しっかりした子だった

 

トイレを済ませて、今度はおじさんのところへ行き

「鳥さんは出ませんでしたか?」と聞く

「あれから出てこないね〜」

「女の人ひとりで焚き火でご飯なんて面倒じゃないの?」

と聞かれる

「それがいいんじゃないですか〜」

と答える

 

おじさんたちも荷物をまとめて帰ることになった

 

帰りにあの青年たちとすれ違う

「大丈夫だったかい?」

年長のおじさんが聞く

「ご迷惑をおかけします 大丈夫です」

と京都から来たという青年は、きちんと対応する 

ぶつけちゃった子はフードをかぶって後ろを向いている

「落ち込んでいるんで」

と友達

「そんなにスピード出てなかったんですよ 落ち葉に滑っちゃって」

友達は優しくフォローする

「落ち葉は滑るよな ここは小さなカーブが続くからね そりゃ落ち込むよな」

みなさん暖かいお言葉を青年たちに投げかける

 

事故っちゃって気の毒だけど、なんだか心あったまる会話だった

こういう触れ合いって好きだなぁ