ひとりのじかん

ひとりのじかんを楽しく大切にして

職場ともだち

 

退職を考えていた時に、時々その思いを漏らしていた人と会った

その人(Tさん)も同じように退職を考えていた

 

Tさんは仕事のできる人で、この職場にはもったいないほど有能だった

そして、何より自分の意見をきちんと言える人だった

どんなに厳しい状況でもくじけず、真剣に取り組み、困難事例があれば真っ先に飛び込む

リーダーの資質のある人だった

 

それに対してわたしは完全なる上司に対してイエスマンだった

自分の体を壊してでも、イエスマンだった

決してそれは、職場のことを考えているわけではなく、むしろどうでもよかった

揉めることが面倒だったからだ

 

そんなわたしにTさんはいつも話しかけてくれて、相談に乗ってもらって本当に恥ずかしいばかりだった

 

Tさんが辞める時は、嵐が吹き荒れたようだ

あまりの人事異動の扱いに、もうダメだと思い上司にはっきりとやりませんと辞意を伝え、半分キレ気味で退職してしまったそうだ

風を起こさないように、そろ〜りそろ〜り消えるように辞めたわたしと違い、思いの丈気持ちよく言っての幕引きだった

 

そんな明朗会計みたいな彼女と久しぶりに会えて、嬉しかった

 

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プレートに「お疲れ様でした」の文字が 彼女のリクエスト 

やりたいことがありすぎて、毎日が忙しすぎて大変と笑っていた

大学院に進学して、大変な経歴の社会人さん達と同級生になって一緒に勉強しているそうだ

 

楽しそうに笑う彼女を見て、やはり笑顔が一番だなと思った

まだ47歳

夢も希望もある

 

がんばって〜と心で激しくエールを贈った