ひとりのじかん

ひとりのじかんを楽しく大切にして

避難

 

ここ3〜4年前から、毎年この梅雨時期は憂鬱になる

今年も九州は豪雨で、大変な被害が出ている

 

九州北部のわたしの家の前には、川幅10mくらいの小さな川が流れている

チョロチョロと穏やかに流れ、ホタルが飛び、小魚が泳ぎ、子どもたちも水遊びで楽しむ

 

f:id:hitori-jikan:20200707085631j:image晴れている日の川

 

それが、この時期梅雨前線が活発になり、大変な雨量で一気に水位が上がると濁流と化す

この川は戦後一度激しく氾濫しており、治水工事を行い15年前に排水工事も拡充して、ハザードマップには危険な川にされていない が、これまでも例外はたくさん見てきた

油断はならない

3年前の西日本豪雨の時も、あと1mで氾濫という水域まで来ており、

本当に油断ならない(支流が交わる辺りの下流は一部氾濫していた)

 

f:id:hitori-jikan:20200707085550j:image現在の川 まだ大丈夫

 

大雨特別警報出た〜

ああ、なんでこんなところに家を建てちゃったかなあと毎年後悔しつつ、本気で避難を考えなくちゃいけない

重い腰をよろよろと上げる

防災バッグとキャンプ用品を全部車に積む 災害には強い味方だ

ネコたちの生活用品も積む ここまでは常に車に積んでおく類だ

あとは、重要書類とわたしの生活用品だが、いよいよ避難となった時に積むことにする

目安は警戒レベル4

 

1階が水浸しになることを想定したら、何を2階に上げておいたらいいんだろう

電子レンジと炊飯器は運べそう

大型テレビはもういい 諦めるしかない

わたしが持ち上げられる家電を数え出したら、10品目以上になってしまった

羽毛布団や大事なコートなど家電じゃないものまで上げたくなってくる

 

避難開始が出て、これだけのモノを移動させている暇はない

かといって、今からそれをする気分にもなれない

無事だったらまたこれらを元の位置に戻さなくてはならないのだ

 

雨足が強くなってくる

川の水音がゴーッと唸り、雨音とともに激しくなってきた

窓から川を覗く まだ半分くらい 大丈夫 大丈夫

コンスタントに降る分には、流れていくからまだいい

降水量が1時間に100ミリとかになると、処理能力に限界がくる

そうだった3年前の豪雨の時は、上流で満水になったため池の放流があり、いきなり危険水域まできたんだったと思い出した

なら、まだ大丈夫かな

 

ああ〜憂鬱だ〜💧

ネコたちがいてくれるおかげで日常を感じることができて、まだよかった

ひとりだったら、イライラして不安で夜も眠れなかっただろう

 

早く通り過ぎていってほしい

大好きな平穏な日常が恋しい