ここ3〜4年前から、毎年この梅雨時期は憂鬱になる
今年も九州は豪雨で、大変な被害が出ている
九州北部のわたしの家の前には、川幅10mくらいの小さな川が流れている
チョロチョロと穏やかに流れ、ホタルが飛び、小魚が泳ぎ、子どもたちも水遊びで楽しむ
晴れている日の川
それが、この時期梅雨前線が活発になり、大変な雨量で一気に水位が上がると濁流と化す
この川は戦後一度激しく氾濫しており、治水工事を行い15年前に排水工事も拡充して、ハザードマップには危険な川にされていない が、これまでも例外はたくさん見てきた
油断はならない
3年前の西日本豪雨の時も、あと1mで氾濫という水域まで来ており、
本当に油断ならない(支流が交わる辺りの下流は一部氾濫していた)
現在の川 まだ大丈夫
大雨特別警報出た〜
ああ、なんでこんなところに家を建てちゃったかなあと毎年後悔しつつ、本気で避難を考えなくちゃいけない
重い腰をよろよろと上げる
防災バッグとキャンプ用品を全部車に積む 災害には強い味方だ
ネコたちの生活用品も積む ここまでは常に車に積んでおく類だ
あとは、重要書類とわたしの生活用品だが、いよいよ避難となった時に積むことにする
目安は警戒レベル4
1階が水浸しになることを想定したら、何を2階に上げておいたらいいんだろう
電子レンジと炊飯器は運べそう
大型テレビはもういい 諦めるしかない
わたしが持ち上げられる家電を数え出したら、10品目以上になってしまった
羽毛布団や大事なコートなど家電じゃないものまで上げたくなってくる
避難開始が出て、これだけのモノを移動させている暇はない
かといって、今からそれをする気分にもなれない
無事だったらまたこれらを元の位置に戻さなくてはならないのだ
雨足が強くなってくる
川の水音がゴーッと唸り、雨音とともに激しくなってきた
窓から川を覗く まだ半分くらい 大丈夫 大丈夫
コンスタントに降る分には、流れていくからまだいい
降水量が1時間に100ミリとかになると、処理能力に限界がくる
そうだった3年前の豪雨の時は、上流で満水になったため池の放流があり、いきなり危険水域まできたんだったと思い出した
なら、まだ大丈夫かな
ああ〜憂鬱だ〜💧
ネコたちがいてくれるおかげで日常を感じることができて、まだよかった
ひとりだったら、イライラして不安で夜も眠れなかっただろう
早く通り過ぎていってほしい
大好きな平穏な日常が恋しい