ひとりのじかん

ひとりのじかんを楽しく大切にして

せつな

いつもの低山散歩

 

海沿いの駐車場に入れると、やはり皆さんけっこう出てきている。駐車場は、8割がた埋まっていた。岸壁の遊歩道をぷらぷら歩いている。

 

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漁船が停泊している岸壁に座って、おにぎりを食べる。やっぱり美味しいセブンのおにぎり。潮の香りがアクセントでますます美味しい。プラスチックのゴミに紛れて魚がうろちょろしているのが見える。

ちょっとのんびりして、海に沿ってある小高い山に登っていく。むかしの古城跡が山頂にあるのでそこが目標だ。けっこうな急坂で、汗が吹き出してくるが、海風のおかげで爽やかだ。

 

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珍しいフデリンドウやシロタンポポが咲く中、ふうふう言いながら山頂へ。他に人は、いかにも城好きらしいちょっとぽっちゃり系の若い男の子と、犬を連れたおじさんだけ。証拠の写真をパチリ。白湯を飲んで戻る。それだけの散歩だが、わたしは楽しい、ひとりは楽しい。

 

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帰り道また海を眺めていると、漁師のおじさんに声をかけられた。日に焼けた澄んだ目をしている60代くらいのおじさんである。

日本各地の山々を登山したそうで、滑落した時の怪我の跡を見せてくれたり、車中泊しながら日本中を回ったとか、たくさん武勇伝を聞かせてくれた。「海山制覇ですね!」というと幸せそうに笑っていた。でもちょっと前にガンを患ったそうで今は体力をつけているんだって。

刹那の出会いだが、思いのほか面白い人物で話に引き込まれた。わたしが、「今年還暦なんです」って言ったらスーッと話を終わらせてしまわれた。もっと聞きたかったな。